思考を変えるということ

どうも、フランキーです。

もうかれこれ9年近く前の話ですが、私のお金や投資に対する考えの経験談を書きたいと思います。

この経験があってからこそ、いまの陸マイラーや個人投資家としての生活があります。

私が独身生活を終え、家庭を持ち落ち着いたあたりの頃、会社の先輩から『お金の学校に参加してみないか？』とのお誘いが合った。

その時までは、投資なんて興味も無かったし、やり方も良く分からなかった。せいぜい会社の確定拠出年金が唯一の投資だったろうか、、

また一般的なイメージとして投資で騙されるとか損をするとかあるのと、投資に無知だった私はなんとなく『胡散臭いなぁ』と思っていたし、
お金の学校の授業料も三万円となかなかの高額だったこともあり悩んだが、仲の良い先輩のお誘いということもあり、参加してみることにした。

授業はたしか1回2時間程度、日を変えて3回に分けて行われた。

講師の方は50代半ばあたりだったろうか、先輩情報だと彼は資産300億を持つ男らしい。
かと言って見た目は派手でもないし、普通の紳士に見えた。
まずは彼の幼少時代の経験談から話が始まった。彼の話術は素晴らしく、聞いていて楽しかったし、話の内容に絡めてテキストの内容を勉強していきその内容に引き込まれた。

内容というと、まずはお金の管理はちゃんと出来ているか？という基本的なこと。
家計簿もつけていないし、家庭を持って少しは金銭管理はしていたつもりだが、講師の『家計の収入と支出を全部紙に書き出して下さい』と言われスムーズには書けなかった。

その課題は宿題になり次の授業までに書き出すコトになった。
住宅ローン、食費、電気代、電話代、インターネットプロバイダー代、車の維持費、、、書き出すと色々支出していることが分かる。収入と見比べると赤字かトントンか、、、

これではお金が貯まるわけもないし、老後の資金も出来ないだろう。

講師曰わく、ここから省けるもの、費用を安くおさえるものはないか検討するのが第一歩だと。当たり前の事なのだが、なかなか出来ていない現状を把握できた。
講師の楽しく斬新な話は進む。

『家や車はみんな持っていると思うけど、あれは負債なのです』と。

念願のガレージ付きマイホームを建て、車好きの私としては衝撃だった。

家が負債というのは賛否両論あるが、住宅ローンを組むことで多大な借金が出来るわけで、確かにキャッシュフロー的にはマイナスになるし、維持費、固定資産税などお金はかかってくる。

講師は先輩が車好きなのを知っていて、意地悪そうに『車は負債だよ』と話しかける。

車の購入費もあるが、こちらも税金、ガソリン代、車検代などなど、安く見積もっても維持費は一台年間60万はかかる。

当時は北関東の片田舎に住んでいたので車無しの生活は出来ないし、車が趣味の自分にとっては鵜呑み出来ない内容では合ったが、金食い虫であることは良く理解できた。

講師は言う。『家は賃貸に住み、移動はタクシーを使えばいい。家は古くなったら新しい家に引っ越せばいいし、車の維持費も掛からない。なんせ自分は運転せず後ろの席に乗ってれば目的地に着けるのだから、、、』

正直、当時の自分の考えとはかけ離れ過ぎて、理解に苦しむところは合ったが、そういう考えも世の中にはあるもんだと目を丸くして聞いていたのを覚えている。

面白い内容としては日々の生活で取りこぼしなくキャッシュバックを受けること。
例えば、生活費をすべてクレジットカード払いにすればポイントが貯まるし、そのポイントは航空会社のマイレージやホテルのポイントなどに変換できるといった内容だった。

当時使っていたカードは年会費無料のカードだったし、ポイントを貯めても2～3年で失効してしまうので、大したポイントも貯まらず、特に欲しくもない安っぽいグッズに交換していた。

年会費は掛かるがポイント有効期限が無いカードもあり、具体的にカードの種類や年会費、ポイント還元率、特典などをまとめて合ったテキストは私にとって斬新な内容だったし、お金や日々のライフスタイルへの思考、意識はこの学校に参加して変わったことは確かだ。

私は胡散臭いと思っていたお金の学校の影響を多大に受けて家路につくのであった。